私たちベルベットオフィスは、少数精鋭のTOPナレーターをマネージメントしています。所属ナレーターを安易に増やさず、人的パワーを最大限に生かすことで、効率的なプロモーションを行っています。それはあらゆるナレーションジャンルにおいて経験豊富なマネージャーがサポートしているからできること。また、どこよりも早くIT化することにより、マネージメント料20%での高収益を維持しています。
私たちは、未来を叶えるナレーター事務所として日々進化し続けています。
velvetについてのお話
私たちベルベットオフィスは、少数精鋭のTOPナレーターをマネージメントしています。所属ナレーターを安易に増やさず、人的パワーを最大限に生かすことで、効率的なプロモーションを行っています。それはあらゆるナレーションジャンルにおいて経験豊富なマネージャーがサポートしているからできること。また、どこよりも早くIT化することにより、マネージメント料20%での高収益を維持しています。
私たちは、未来を叶えるナレーター事務所として日々進化し続けています。
現代ではナレーターが溢れかえっている状況である一方、その表現者としての実態や中身が問われています。真剣に自分がつくっているモノと向き合い、生み出した価値について自問と改善を続けるクリエイターがどこまでいるでしょうか。仕事だけしていても、価値がないモノしか作っていないと言われてもしょうがありません。現代のニーズをいち早く察知し、未来のナレーションにアップデートします。
ベルベットオフィス代表、義村透。1999年「ベルベットオフィス」を設立。彼らのミッションは、プレイヤーの本質を掴み、番組をもっと魅力的にする声を売ること。時には恨まれ役も買って出るマネージャーを続けるモチベーションを聞くと、すぐに「プレイヤーが好きだから」と答えた、数々のナレーターの運命を変えた変革者。その人柄と哲学に触れるインタビュー。
――ベルベットオフィスを立ち上げる前のご経歴についてお聞かせください。
マネージャーという仕事に就いたのは、実は大学在学中でした。映画や演劇が好きで、高校は脚本や演出として携わっていました。その縁で小劇団の俳優マネージメントからキャリアをスタートしました。その後、大手事務所で劇団部門を担当。その後、声のマネージャーになりナレーションの現場に出会いました。アニメや洋画の現場にも少しだけ触れました。当時は、ナレーター専門の事務所は無かった時代です。特化することで、より尖ったマネージメントができるかなと、ベルベットオフィスを設立しました。
――では、マネジメントのノウハウは劇団で教わったのですか。
いえ、誰かに教わろうにも新しい劇団だったので、当然マネージャーは僕一人でノウハウなんか全くなかったです。ドラマに俳優を売り込みに行くのですが、当然、右も左も分かりません。
そこで取った手段が「座禅生活」です(笑)NHKドラマ部のフロアの隅で地蔵のようにじっと座って、忙しいスタッフを待ち構えたり、瞑想のように、思いを巡らせていました。まあ手も足も口も出せなかっただけですけどね。
――地蔵のように! それは目立ちそうですね。
2か月も座っていると、スタッフの方から声を掛けられるようにもなりました。その時間があったからこそ、後に指針となる自分の哲学と戦略が固まっていきましたね。そんな姿が大手事務所の目に留まりスカウトを受け入社しました。
――哲学と戦略とはどんなことなんでしょう。
色んな営業スタイルのマネージャーを見てきて参考にしました。時には批判的にですが。例えば、毎日フットワークが軽く全局を回って、細かい仕事をたくさん取ってくるマネージャーもいました。これってプレイヤーが理想像とするマネージャーですよね。でもそれだけでは、プレーヤーがステップアップすることは難しいんです。下手すると両者が疲弊してたりします。全般として日常業務に追われ、次の戦略を考える発想がないことは大きな問題だと感じていました。
まず、どんなプレイヤーがどんな風に伸びるのかを意識的に見ました。大手事務所で養成段階から成長の瞬間を見られた時間は貴重でした。そして同時にピークを過ぎてきたときどうするか。これは難問です。その視点からみて、マネージメントの根底の部分に悩んでいました。そんな時、Pドラッカーの「マネジメント」を読んで本質について考えるようになりました。今までのマネージメントは間違えているんじゃないか。でもそんなこと言っても当時はまったく相手にされませんでした。
――独立後にはナレーションスクールも設立されましたが、どのような考え方があったのでしょうか。
当時はナレーションのための教育が確立されていませんでした。声の教育としては戦後からほとんど変わっていない、アナウンスか声優の教育が採用されていました。変化するナレーションにキャッチアップできてないと感じていました。その必要性から「スクールバーズ」を設立しました。いまではキャスティング「猪鹿蝶」で、卒業生がOAでたくさんのゴールを決めています。ようやくナレーションの文化を作れてきたかなという自負はあります。
――ベルベット所属ナレーターは、どのような視点で選ばれているのでしょう。どうして少数精鋭になっているのでしょうか。
もちろんシビアな耳で選考してます。価値のある声とは何かを問うています。それにどうやってナレーターのブランド価値を作れるか。ブランディングすることによって、もっと売れると感じられる人を選んでいます。
ブランディングする上では大人数はデメリットにもなり得るんです。大手の声事務所が軒並み大人数であるので、その対極にいる戦略的な意味もあります。
――激動し続けるナレーションの未来には、どのようなビジョンをお持ちでしょうか。
テレビの今後には注視しています。同時にWEBの広がりに対応していきたいと思っています。WEBコンテンツのナレーションに特化した『Voice Diamond(ボイスダイヤモンド)』をリリースしました。21世紀は声の時代が来ると考えているからです。
最近では、専修大学でナレーションの講座を持っています。実は日本語習得のプロセスとして、ナレーションが注目されているんです。アナウンサーと声優の中間であるナレーションが、実際に話すリアルな言語と近く、フィットするのではないかと。カナダのトロント大学でもセミナーを開催しました。海外でも日本語ナレーションが注目され始めているんです。
日本語ナレーションは、今後海外からの需要も増えるでしょう。世界にもマーケットを広げていくことが、大きなミッションになることは間違いありません。今まで日本のマーケットはあまりに閉鎖的でしたから、それをオープンにすることでチャンスはたくさんあるでしょう。ナレーションの次の未来を考えることは楽しいですね。
(了)